上司と世代ギャップを感じてしまったエピソード
上司と世代ギャップを感じてしまったエピソード

3年前に定年退職した会社に

● 62歳 男性
3年前に定年退職した会社に、私が新入社員として入社したのは今から40年も前の話です。
バブル期よりも前の好景気の時代でした。
高度成長期のど真ん中でした。
私が入社したのは建設会社でしたが、高度成長期に最も儲かった業種のひとつだったでしょう。今とはまるで違います。
景気の良い時代の就職は容易です。
私のように出来の悪い学生でも、どこでも入れました。
大手の建設会社には入社できなかったわけですが、それでも一応上場企業でした。

私が大学生の時は、学生運動も盛んでしたが、私はノンポリ学生の代表で、そのような活動はしていませんでした。
普通に就職をし、普通に出世して定年まで働ければ、それでいいと思っていました。

そんな時代背景の中、私は入社したわけですが、当時の上司の「全力を尽くせ」という口癖には辟易しました。
私は景気の良い時期に就職しましたので、人並みに失敗なく仕事していれば、人並みには出世できるとの考えでした。
当時の新入社員のほとんどがそうだったと思います。
しかし当時40歳くらいの上司は日本の高度成長期を支えてきた人でしたので、何事にも「全力で取り組め、失敗しても良い」というのが口癖でした。

当時、私の世代は「パンダ型」などと呼ばれていました。
一見大人しく扱いやすそうだが、実は従順ではなく扱いが大変、というような意味だったように記憶しています。今の若い人も上司と世代ギャップがあると思いますが、きっといつの世にも必ずあるものなのでしょう。そのギャップを上手に縮めていくのも、上司の力量ではないかと思います。

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